訪問マッサージと訪問リハビリについてのご説明を致します。
訪問マッサージと訪問リハビリの違い
| 訪問マッサージ | 訪問リハビリ | |
|---|---|---|
マッサージの目的 |
関節の動きや疼痛の改善動作機能の回復など | 日常生活の自立を助けるための体の機能を維持、回復 |
対象者の条件 |
寝たきりや歩行が困難で通院できない人 | 要支援・要介護者 |
サービス提供者 |
あん摩マッサージ指圧師 | 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等等 |
適用される保険 |
健康保険のみ | 介護保険(優先）、健康保険 |
該当する病状・疾患等 |
筋麻痺、運動機能障害、筋委縮などの症状やその原因となる病名 | 「介護保険」は疾患の種類は問わない（65歳以上）「健康保険」は20の「厚生労働省が定める疾病等」 |
医師が作成する書類 |
医師の同意書(診断書) | 医師の指示書 |
訪問マッサージと訪問リハビリの目的と効果
| 訪問マッサージ | あん摩マッサージ指圧師は、マッサージによる身体への力の加減とそれに伴う効果について専門的に習得しているため、高齢で関節に痛みのある人や病気で体力低下が著しい人に対しても、身体に負担をかけることのなく筋肉や関節を和らげることができ疼痛を緩和することができます。
マッサージの効能としては、血液及びリンパ循環の改善、筋・関節痛の改善、関節可動域の維持・拡大等により、運動機能の向上、生活リズムの形成が期待できます |
|---|---|
| 訪問リハビリ | 訪問リハビリは、立ち上がりや歩行、姿勢保持、トイレ動作や入浴動作、車いすなどへの移乗、着替えなどの日常生活における様々な動作を行えるようにリハビリをするもので、そのために必要な筋力運動を行わせたり、動作を繰り返し練習させたりする指導をします。筋力の低下予防と改善のためにマッサージを行うこともあります。 |
（では、訪問マッサージと訪問リハビリ、どちらを利用したら良い？）
例えば、寝たきり等で硬くなった筋肉や関節の拘縮を緩和し、痛みやしびれを軽減させることを目的とする場合は、訪問マッサージによる施術が効果的です。
一方、寝たきり生活からの脱却を目標に、起き上がり、座位、車いすへの移乗といった動作訓練を受けたい場合は、介護保険による訪問リハビリが適していると思います。
訪問マッサージと訪問リハビリのはどこに依頼？
| 訪問マッサージ | 療養費の受領委任指定（保険申請認可）を受けているあん摩マッサージ指圧師の勤務する鍼灸院・鍼灸マッサージ院。 |
|---|---|
| 訪問リハビリ | 訪問リハビリ認可をうけている医院・病院または老人保健施設。 |